2008年8月16日土曜日

山あり谷あり

普通のカフェレベルではトマトソースやクリームソースを始め
様々な食材は出来上がったものを利用したり
実はレトルトやインスタントなどが殆どで
ちょっとしたイタリアンやリストランテでもプロ食材を利用しているのが現実
・・・と同業や飲食業をされている方々からよく耳にします
普通は作るものだと思っているので当店の話をすると大変驚かれ
逆に 現実はそんなもんなのかと こちらが驚きます
当店は特にコレ!といった一押しメニューがないのが悩みですが
意外にもパスタのソース類 一品メニュー サイドメニュー
どれを取っても冷凍食品や加工食品 レトルトは出していません
それがネックで 提供するまでの時間も少々掛かってしまう
というのもこれ又悩み。。。ですが
実際に口にして頂けると 美味しいです と言って頂けるので
お客様のお言葉は本当にスタッフ一同の励みでもあります
生パスタはどれも美味しくてペペロンチーノは季節柄でしょうか
特にアルコールを嗜まれる方には人気があり
召し上がってからもう一皿注文される方もいらっしゃいます
ところが 極まれにお口に合わない方がいらっしゃるようで
世の中全員同じ趣味嗜好ではありませんから
中には合わない方もいらっしゃるのは
絶対に避けられないことと頭では分かってはいても
やはり残されたお皿を目の当たりにすると
大変残念な気持ちと 自責の念にかられます
スイーツやサイドメニューは今までそのようなことはないのですが・・・
パスタで1度そんなことがあって 美味しいというお言葉だけでなく
反対に大変貴重な勉強になり 有難いことだと思っています

パスタ専門店ですらあまり扱わないのに 恐らくカフェのレベルでは
到底扱うことのない 生パスタに関しては本当に難しく
少々ピリピリと気を使って扱っています
まだ日本では「パスタとはスパゲティのこと」と認識している方が殆どで
色々な種類のパスタを食べ慣れるどころか
生パスタ自体 召し上がったことがない方が殆どです
毎食テーブルに並ぶようなイタリアの食生活とは違うので
パスタの種類(太さ 長さ 形)による食感の違いや
ソースとの相性などの特徴を知っているほうが特別だと思います
一般的には乾麺のツルツルしていてアルデンテの食感
= 普通に良いとされるパスタのイメージで
モチモチした歯ごたえのある噛めば噛むほど味わい深い生パスタは
今まで良いとされていたパスタの食感から大きくかけ離れており
常識外のものとして受け止められる方も多いようです
ひと昔前は芯のない太くて軟らかいスパゲッティが普通だったのが
アルデンテが普通と常識が変わったように
様々なパスタの種類や食感 特徴を生かした調理などが
もっとポピュラーになる日もきっと来るでしょう

暑い日が続くので好評の冷製パスタですが
例えば当店で扱うパスタの中では
スパゲッティ→ショートパスタ(ルスティチ)→フェトチーネの順に
合うような気がします お客様の好みもございますが
出来るだけ美味しいと思って頂けるパスタを提供できるように
各特徴など説明しながらお選び頂くように心掛けていきたいです

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